保険料調整制度とは?会社が3年間、パートの社会保険料を肩代わりする仕組み
公開:2026年10月28日 運営:合同会社chillax
保険料調整制度は、新たに社会保険の対象になるパート・アルバイトが、保険料を気にして働く時間を減らさずに済むよう、本人の保険料の一部を会社が3年間肩代わりできる制度です。2026年10月に始まりました。使うかどうかは会社が決めます。
対象になる会社
- 2026年10月1日以降に、労使の合意で任意にパートを社会保険に加入させた会社(任意特定適用事業所)
- 2027年10月以降、勤め先の人数の拡大で新たにパートが対象になる会社(36〜50人の会社は2027年10月から、など)
すでに51人以上でパートが対象になっていた会社や、2026年9月30日以前に任意で加入させていた会社は対象外です。
対象になる人
- 週の所定労働時間が20時間以上(正社員の4分の3未満)
- 月収13万円未満(標準報酬月額12.6万円以下)
- 学生ではない
本人の負担はどのくらい軽くなる?
ふつうは保険料を会社と本人で半分ずつ払いますが、この制度を使うと本人の割合が下がります。月収が低いほど軽くなり、3年目(制度を使い始めてから通算25か月目以降)は軽くなる割合が半分になります。軽くなるのは健康保険料と厚生年金保険料で、介護保険料、子ども・子育て支援金、賞与の保険料は軽くなりません。
次の表の割合は、保険料全体に対する本人の割合です(ふつうは50%)。
| 月収 | 1・2年目 | 3年目 |
|---|---|---|
| 9.3万円未満 | 25% | 37.5% |
| 9.3万〜10.1万円未満 | 30% | 40% |
| 10.1万〜10.7万円未満 | 36% | 43% |
| 10.7万〜11.4万円未満 | 41% | 45.5% |
| 11.4万〜12.2万円未満 | 45% | 47.5% |
| 12.2万〜13万円未満 | 48% | 49% |
日本年金機構のチラシの例では、月収8.8万円の人の本人負担が、ふつうの月12,500円から、1・2年目は6,250円、3年目は9,375円になります(金額はイメージ)。
将来の年金は減る?
減りません。本人の負担が軽くなっても、将来受け取る年金の額には影響しないとされています。会社が肩代わりした分は、あとで会社が払う保険料から差し引かれる仕組みで、会社が最終的に払う保険料も増えません。
期間と手続き
- 会社が制度を使い始めてから通算3年間です。途中から加入した人は、残りの期間だけ軽くなります(例:会社が使い始めて1年後に加入した人は2年間)
- 手続きは会社が行います(対象になった日から2年以内に申し出)。使うかどうかは会社が決めるので、気になる人は勤め先に確認してください
あなたの月収での本人負担の目安は、トップの計算ツールで出せます(勤め先が50人以下の場合に表示します)。
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出典
この記事は一般的な情報です。個別のケースの判断や手続きは、勤め先・年金事務所・社会保険労務士にご確認ください。